現実世界をデジタル空間上に再現するデジタルツインを実現するために,様々な要素技術が開発されており,リアルタイムモニタリングはそれらの技術要素を組み合わせて実現するデジタルツインの1つである.
本演習ではその実現の足がかりとして,センサーを搭載した自律走行ロボットで現実空間の情報収集を行い,取得した情報から検出した物体を仮想空間上にリアルタイム可視化するリアルタイムモニタリングシステムを実装した.
本システムでは,情報を取得するデバイスとして自律走行ロボット Turtlebot3 に搭載した Intel製Depthカメラ RealSense 用い,仮想空間を実現にはNVIDIA 社の提供するロボティクスシミュレーター Isaac Simを用いた.
実装したリアルタイムモニタリングシステムでは,RealSense が取得したRGBデータとDepthデータを Isaac Sim が稼働しているPCに送信し,受信したデータを処理し,Isaac Sim の仮想空間上にロボットとカメラに映った物体の点群を可視化する.